疲労回復の食事についての質問が寄せられていたので少しまとめておこうと思います。
まず休んでも簡単に癒えない疲れのには精神的な疲れと肉体的な疲れがあります。
精神的な疲れには
・精神的な病気が原因となる疲れ。うつ病や心身症があります。
・病気が原因ではないものの仕事や家事、育児などのストレスが蓄積して感じる疲れがあります。
肉体的な疲れには
・体の病気からくる倦怠感。例えばがん、肝機能障害といった内的疾患など
・病気ではないが多忙が原因で起こる疲れ。十分な睡眠や休息がとれず、生活習慣や食生活が乱れることも原因となります。
眠っても癒えない肉体的な疲れの原因には低血圧などといった個人の体質や低栄養、栄養素のアンバランス、生活スタイルの乱れなどが考えられます。
<低血圧が原因の人へのアドバイス>
食が細く偏食が多い傾向です。1日3食バランス良く食べることが肝要です。
低血圧を改善する食品のひとつにチェダチーズがあります。チェダチーズに含まれるチラミンという物質は血圧の調整機構で重要な役割を持つホルモンの分泌を促すといわれています。
また、低血圧の人はユビデカノンという体内物質が不足しているという報告があります。ユビデカノンは心臓の働きを高め血液の循環を促す補酵素です。卵、レバー、ブロッコリー、芋類などはユビデカノンを多く含む食品です。これらを食事に組み込むことで低血圧を起因とする不定愁訴の改善が期待できます。
<低栄養状態が原因の人へのアドバイス>
食欲がなく食べられない、間違ったダイエット、胃腸の働きの低下、加齢などで消化吸収機能が落ちているこのような人は低栄養状態である場合があります。
第一にエネルギー確保が大切です。ただ胃腸の働きが弱くなっている場合には無理にたくさん食べると胃腸の負担が大きくなります。油っこいものや刺激物は避け消化の良いものを良く噛んで食べることが大切です。
<栄養素のアンバランスが原因の人へのアドバイス>
食事はきちんととっているのに疲労感があるという人は食事の内容が偏っているかもしれません。朝食はパンとコーヒーで昼食は麺類だけというように糖質中心になっていないでしょうか。ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがちです。中でもカルシウム、鉄、ビタミンB1、B2は疲労回復に有効なので不足しないように注意したいです。
<生活スタイルの乱れが原因の人へのアドバイス>
忙しい毎日で睡眠不足だったり食事がおろそかになっていないでしょうか。仕事ばかり、家事ばかりというように単一動作の繰り返しも疲れをためてしまいます。ゆっくりとした時間を作ることが一番ですが、これが難しいようであれば三度の食事を適正な時間にとって生活にリズムをつけるようにしてみましょう。