2010年10月28日木曜日

野菜ジュース

野菜の摂取量 青年期の若者や中年で不足
 生活習慣病の要因のひとつに不適切な食習慣があり、なかでも野菜の摂取不足があげられる。野菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素があり、また、緑黄色野菜に多く含まれるカロテン、リコピン、クリプトキサンチンなどのカロテノイド(色素成分)には、動脈硬化を促すなど体に有害な働きをする活性酸素の発生を抑え、取り除く作用がある。
 日本人の食事摂取基準では、野菜を1日に350gとることを目標としているが、実際には約295gにとどまっている(2008年国民健康・栄養調査)。20歳代~40歳代では野菜の不足は特に深刻で、目標に100gも足りていない。
 研究では、兵庫県に在住の18歳~22歳の大学生49名人を対象に、「食事バランスガイド」を利用した野菜摂取の推奨を指導。その後、野菜ジュース200mLを1日1本摂取する群24人(摂取群)と、摂取しない群25人(非摂取群)に分け比較した。
 試験の前後で採血、問診を行い、血中カロテノイド濃度、血糖値、インスリン抵抗性、中性脂肪、コレステロール、腹囲などのマーカーを測定した。さらに、血中カロテノイド濃度と生活習慣病関連マーカーとの相関を解析し、さらに試験前後で比較した。
 2ヵ月後に、野菜ジュースを摂取した群では血中カロテノイド濃度が有意に上昇し、LDLコレステロールは有意に減少した。腹囲、空腹時血糖でも、それぞれ有意な相関を確認した。
 血中カロテノイド濃度は、過去に実施した56歳~83歳の43人を対象とした調査と比較したところ、青年期では約半分と顕著に低く、青年期に野菜が不足していることが示唆された。試験前後の血中カロテノイド濃度を測定した結果、摂取群と非摂取群の両方で血中カロテノイド濃度が上昇したが、摂取群ではより上昇していた。
 野菜不足を感じている方は野菜ジュースを利用してみるのもいいかもしれません。

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